ゲーム

The Last of Us Remastered(ラスト・オブ・アス、リマスタード版) PS4

 リリースからずいぶん経つので今さらなレビューになるが、最近プレーしたゲームでこれは!と思ったゲームなので、一応ここにもエントリーを残しておきたいと思う。

 PS4版、ラスト・オブ・アス(The Last of Us, Remastered)だ。

 私は本腰を入れたゲーマーではないので、今はたまに買ったゲームをまたこれもたまにプレーする程度だから、コンプリートしたゲームはそれこそ数えるくらいしかない。その私をもってコンプリートに至らせるほど面白かったゲームだ。

 ストーリーを平たく言うと、ゲームにはよくありがちな、ゾンビと化した人々がうろつく世界を主人公の男性とその連れ合いとなる少女二人がサバイバルしていくというもの。だからゲーム開始直後は、まぁありがちなゲームの一つだろうと思ったのが、ゲームを進めるに従い、ストーリーに引き込まれたと共に、アクションも実に巧妙に少しずつ複雑になっていき、気が付くとまんまとゲームをコンプリートしていたという訳だ。

 ストーリー自体が細部に至るまで細かく練られていることが登場人物達のふとしたセリフからも分かるし、脇役のキャラクター設定もかなり細かく作りこまれているのが、物語にリアリティーを持たせている要因の一つだと思う。連れ合いの少女のいかにも十代らしい物言いやたまに出てくる冗談なども、キャラクターのリアリティーを増している。また主人公が対戦で使う武器等も、これ一つあれば大丈夫というものがなく、場面に応じてうまく使い分けていかないと各シーンをクリアできないことが多い。プレーが易しすぎずかつ難しすぎない、実にバランスが取れたデザインになっていて、プレーヤーを飽きさせず、ゲーム内のAIがよくできてるとうならせられた。またプレー中の各種コントロール方法も含めて、コアなプレーヤーからゲーム初心者まで幅広い層が楽しめるようにデザインされたゲームだと感じる。

 最近のゲームのグラフィックスはどれも相当のレベルに達しているので、昨今はその甲乙を一々とやかく言うレベルではなくなってきていると思うが、当然ながらラスト・オブ・アスの映像も細部に至るまでよく作りこまれている。森で出てくるシカの動き等も実にリアルかつ自然だし、植生やがれき、水面の動きなどの様々なテクスチャーも、説得力のある描写だ。また、ゲーム背景が世紀末描写にありがちな殺伐とした風景ばかりでなく、郊外には自然が残っている様子が描かれていたりして、簡単に言えば見た目に美しい描写も多いことも、長時間プレーを継続していく上で大きなポイントだと思う。

また、さりげなくいい仕事をしているのが、シーンに応じて流れる音楽だ。これが、いい。少しもの悲しいような、アコースティックなサウンドが気に入って、私などは音楽のアルバムを音楽ストリーミングサービスのスポティファイ(spotify.com)で聴いていた程だ。今までのゲームにはなかった音楽センスだと思う。

 ゲーム初心者もハードコア・プレーヤーも、プレーして損はないゲームなので、是非遊んでみてほしい。



 追伸:英国で発売されているのは恐らく北米版と同じと思われるので、日本版とは少々異なるかも知れないが、その点はお許しを。
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