2006年11月

日本はアジアじゃない?!

 英国には移民が多い。と聞くと、日本人には比較的意外かもしれない。人・モノ・金が国境を越えて自由に動くEU圏内に英国が位置しているから、というだけが理由ではない。EUの他国と比較しても多くの海外移民を受け入れている。

 参考までに、米CIAの'The World Factbook'(簡単に世界各国の地理、国勢等々の情報が手に入るので便利)で数字を見てみると、UKの人口に占める移民の割合は0.218%。ちなみに、米国は0.318%。日本は0.0%となっているのは、もっと小数点以下を増やさないと値を示せない程、日本における海外移民の数が少ないということだろう。

 英国への移民が多いのは、大英帝国時代の旧植民地だった国々からの移民が多いことも理由の一つだが、移民が多いということが一般的前提となっているため、有権者登録等の公式書類に記入する際、個人の人種・民族区分(ethnic group)を尋ねる項目があったりする(もちろん統計目的)。ここで日本の場合を考えてみると、例えば住民登録する際に「あなたは日本人ですか、異なる場合には下記から当てはまるものに○をつけて下さい」などという質問をまず見ないことを考えると、海外からの移民が英国においてどれだけ身近なものなのかということが、上の例から分かると思う。

 前置きが長くなったが、この英国における人種区分が、日本人的には興味深くもあり、また戸惑うものでもある。こちらのサイトで、その英国での標準的人種区分が載っているので、お時間があれば覗いてみて欲しい。

 日本はアジアに属している。これが日本人なら誰でも学校で習う、地理的常識である。

 これが英国ではちょっと違う。正確に言うと、「アジア」という言葉の用法がどうも日本のそれと異なるようなのだ。

 一般的な日本人が先の区分リストを上から順番に見ていくと、日本人に当てはまりそうな区分がいま一つ見つからない筈だ。「もしかして、'All Other Asian background'?」と思ったあなた、残念ながらそれは間違い。「中国と一緒にされるのも何なんだけど…、'CHINESE or OTHER ETHNIC GROUP'かも?」と首をかしげるかもしれないが、それも違う。
 日本人は'NOT STATED(その他)'の区分に入ってしまうのである。

 極端な話、英国にとってのアジアとはインド亜大陸(インド・パキスタン及びその周辺国)で、東アジア(日本含む)及び東南アジアは、アジアとは見なされていないのだ。少なくともこの区分からはそう解釈できる。

 私が英国で受けたカルチャーショックの一つが、この「アジア」という言葉の用法だった。

 確かに、歴史的背景からインド・パキスタンからの移民が総移民数に占める割合は高いと思うし、多くの2世・3世達はもはや移民ではなく、インド・パキスタン系英国人として生活している。また、つい近年(1997年)まで香港が英国統治下にあったことから、中国系移民の数も多い。どんなに田舎の町に行ってもインド料理屋と中国料理屋はフィッシュ・アンド・チップスの店と並んで見つけることができる(笑)ことからも、これら国々からの移民が地元民身近なものとなっていることが覗えるし、よって専門区分が出来たというのもうなずける。

 それにしても、日本人はアジア区分に入らないとは…と、何だかまだ釈然としない気がするが、ここで気がつくのが、テレビやラジオの日本や韓国等に関する話題では、「アジア」ではなく「極東(Far East)」という言葉を使っていることだ。個人的にFar Eastという言葉には、’どこか分からないけれど、とりあえず遠い東の方’という響きを感じる(同時に目も遠くなる)。中世ヨーロッパで描かれた世界地図で、図の端の方に竜が描いてあったりするが、その竜のいる辺り、というイメージだ(笑)。
 だから日本製品や日本車が周りにあっても、市民の意識レベルでは、日本という国は’どこかとても遠くの東の方(Far East)’だから、関心にも霞がかかってしまったりしないだろうかと、日本人としては心配だったりもするのだが。

 もちろん、英語におけるAsiaという言葉の定義自体は、日本人が学校で習うアジアを指すものだ。しかしこの人種区分リストの例のような、言葉の実際の用法を見てみると、英国人の意識における「アジア」、また英国における地政学的「アジア」はどこか、ということが歴史的背景も含めて透けて見えてきて、とても面白いと思う。
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ゲームだけじゃないPS3

 今回は英国とは全く関係ない、今何かと話題のPS3についてのお話。長いので、興味のない方はどうぞ読み飛ばして下さい(笑)。

 我が家では既にPS2は部屋の片隅でホコリを被っており、代わりにXBox360が幅を利かせているので、特にPS3を買おうという気はない。それでもPS3が発売されて以来、いろいろな関連記事が目に付くので何となく目を通してみていたところ、興味深い記事をいくつか見つけた。

 一つは『しぼむ夢の構想・「PS3」は結局普通のゲーム機なのか』(11月17日)と題したコラムである。それによると、「プレイステーション」の生みの親でもあるSCEの久多良木健社長は、

 PS3を最終的にはオープンソースの基本ソフト「リナックス」を搭載したPCに発展させ、PCのデファクトスタンダードであるマイクロソフトのウィンドウズPCを脅かす地位にまで高める

という構想を抱いていたという。この構想のキーとなるのが、SP3に搭載された「Cell」チップである。このCellの構想が立ち上がった2002年には、

セルを搭載したPS3が計算パワーに余裕を持つときは、ネットワークを通じて計算処理を肩代わりし、要求された計算を処理してデータを戻す。ネットワークに接続されたすべてのPS3が巨大なコンピュータ群として個々のマシンを補い合い、全体としてハイパワーPCとして機能する。それによって、一定のペースでしか性能の向上が見られないコンピュータの性能を、一気にPS2の1000倍まで引き上げるというビジョン

があったそうである。ネットワークを使った分散処理だ。当時、SonyがIBMや東芝と組んでCellの開発を始めるというニュースを読んだのは覚えているが、こんなことを考えていたとは全く知らなかった。へぇー。

 ただ肝心のCellの開発では、Sony内部で開発方針に関して紆余曲折があったらしく、その辺の様子は『久夛良木氏を見放したソニーの迷走』(11月13日)というこちらのコラムから伺うことができる。その結果、

分散コンピューティングの概念は結局は、セルのなかにコアを8個搭載するマルチコアが並列に作業をしてスーパーコンピュータ並の性能を引き出すというコンセプトまで縮小された。当初の構想は、もう過去の一種のペーパーウエアのようなものになったと考えられていた。(『しぼむ夢の構想・「PS3」は結局普通のゲーム機なのか』より)

ところが、

今年9月の「東京ゲームショウ」の基調講演で、久多良木氏はこのオリジナルの構想をまだ諦めていないことを明かにし、話はややこしくなる。その講演は、数年後にはPS3のセルの計算能力を使い、ネットワークを通じて劇的に性能を引き上げるようなアプリケーションの登場をにじませた内容だった。(同コラムより)

 この最終アプリケーションのために実験的な試みは、実は既に始まっているのではないか。そう思ったのは、このニュースを読んでからである。題して「SCE、PS3でがん研究に参加―スパコン並みの性能活用」(11月17日)。参加できるのはスタンフォード大学の研究である。実は2002年当時既に、「スタンフォード大学のたんぱく質の構造研究に、PS3を用いた分散処理が使用できるようになる」という話がされているから、スタンフォード大学とはCellの開発当初から何らかの繋がりがあるようだ。

 通常ならスーパーコンピュータが要求されるような大規模・複雑な計算を、個人所有のパソコンの未使用計算能力を使って処理しようという話は結構以前からある。通常のPC使用状況では、ワードやエクセル、メーラー等々のアプリケーションを複数使っていても、時間平均で50~90%のCPU計算能力は使用されていない。各パソコンの計算能力は遅くとも、この未使用計算能力を世界規模で束ねれば、スーパーコンピューターに匹敵する計算が可能になるというのが、その趣旨だ。天文学的な問題を対象にしているSETIなどは代表的な例ではないかと思う。参加者はもちろんボランティア。インターネットに接続された、クライアントとなる自分のパソコンに専用アプリケーションをインストールすれば、バックグラウンドでサーバーからリクエストされた計算が行われ、自動的にサーバー側に計算結果を送信するしくみである。
 久夛良木氏の述べている構想では、各クライアント(PS3)が受動的に要求された計算を実行するだけでなく、もう一歩踏み込んで、能動的に架空の’ハイパワーPC’(計算要求及び計算結果を集約する側)に計算を要求するという点が、上に挙げたようなネットワークを使った従来の分散処理プロジェクトと異なる(もし間違ってたらご指摘願います)。

 説明が長くなったが、上記ニュースによれば、まずはPS3でボランティアができるということだ。上述のガン研究に参加するために必要となるアプリケーションは'Cure@PLAYSTATION 3'と呼ばれるらしい。面白いことに、これに関しての情報は、XBox360を擁するマイクロソフトのMSNニュースサイトには載っているが('Sony PlayStation 3 gamers to be asked to aid cancer research (AP, 11/17)')、SCEのウェブサイトでは私が探した限りでは全く見つからない。
 ちなみに2002年にはたんぱく質の構造研究、今回はガン研究という内容だったので、違うプロジェクトなのかと思いきや、何のことはない、ガンにまつわるたんぱく質の構造研究が対象らしい。違う表現のせいでややこしいが、2002年当時から対象となる研究は変わっていない。

 ユーザー側からすれば、便利な話だろう。ゲーム機をネットワークに繋げておくだけで、言うなれば人類の健康のための研究に貢献できるのだ(笑)。PS3をねだる時に、「遊ぶだけじゃなくて、ボランティアもできるんだよ」と言うのも手かもしれない(笑)。何ともズボラなボランティアだが。必要となるアプリケーションの名前'Cure@PLAYSTATION 3'も、SCE側のPR効果を狙っただけでなく、参加ユーザーのボランティア心をくすぐる名前になっていると思うのは、勘繰り過ぎだろうか。

 とは言え、実際にゲームコンソールを使ってこういったプロジェクトに貢献できるようになるのは、良いことだと思う。ただ気になるのが、現在の状況では、ユーザー側には参加するプロジェクトを選ぶ権利は与えられていない。当初の久多良木氏の構想通りに、PS3がリナックスを搭載したマシンになるとしたら、スタンフォード大学の研究に限らず、様々なプロジェクトのためのPS3向けクライアントアプリケーションを開発することが可能だから、ユーザー側には複数の選択肢ができるはずだ。しかしPS3が専用のOSを搭載している限り、ソニー及びSCEと何らかの協力関係がある、あるいは提携を結んだ機関とのプロジェクトしか、選択肢に挙がり得ないのではないのだろうか?

 ゲームコンソール向けでは初の分散処理用アプリケーションとなるはずの'Cure@PLAYSTATION 3'はまだリリースされておらず、リリース時期も不明。リリースされたら、また詳しい内容について見てみたいと思う。更に、先の話に立ち戻って、久多良木氏が狙っているという、「PS3のセルの計算能力を使い、ネットワークを通じて劇的に性能を引き上げるようなアプリケーション」の先行きも、気になるところ。XBox360をHD(高品位)画像ファイルのストリーミングに使おうとしている我が家でも、ゲームコンソールは既にゲームだけのものではなくなってきている。PS3はこれからどこへ向かうのだろうか。

マナー・ハウス その1 ~ハットフィールド・ハウス(Hatfield House)~

 英国では、マナー・ハウス(Manor House)と呼ばれる立派な建物を見かける機会がよくある。これから少しずつ、訪れたマナー・ハウスを紹介していこうと思う。

 マナーとは領主のことで、マナー・ハウスとは読んで字のごとく、昔の領主が住んだ建物のこと。でも領主と一口に言ってもその資産規模がピンきりなのと同様に、マナー・ハウスもその大きさや華麗さには大きな開きがある。現在はアパートに流用されていて、でも外見から「あれは昔マナーハウスだった」と分かるようなものもあるし、観光客を入れてその収入を建物や庭のメンテナンスに当てているところもある。ただ、観光客に門戸を開いていても、建物が単なる博物館と化しているとは限らないのだが。今でも代々の家族が生活しているところも多いからだ。バッキンガム宮殿やウィンザー城を想像すると分かりやすいかもしれない。どちらもロイヤル・ファミリーの生活の場として、また公式行事開催の場として実際に使われているが、一部を観光客に開放している(バッキンガムは一年のうち限定期間のみ)。もちろん、これらはマナーハウスの範疇には入らないが。

 ハットフィールド・ハウス(Hatfield House)は、交通の便が悪いマナー・ハウスが多い中で、ロンドンから公共交通機関で比較的簡単にたどり着ける、数少ないマナー・ハウスでもある。キングス・クロス(Kings Cross)駅から列車で30分程、駅に降り立てば目の前がハットフィールド・ハウスだ。

 この敷地が広い。下の写真の、少々黄色っぽい地面を円く囲むようにある森が、そこから右と左に広がっているが、その内側(要はこの写真のほとんど)がハットフィールド・ハウスの敷地である。建物内部を見たり、綺麗に手入れされた庭園を見るのもいいが、犬を連れて背後の草原や森を散歩するのも楽しい。ただ気軽に歩き始めると、思ったよりずっと広くてびっくりするかもしれない。 
view

 建築年が1607年というから、来年で築400年である。火事で消失した部分もあるので、建物全てが17世紀のオリジナルというわけではないが、建築当時の様子をそのまま残すダイニングルームは、巨大な暖炉や装飾等、さすがに歴史を感じさせるものだった。ちなみに、建物内部では写真が禁止されているため、ここ載せている写真は建物外部のみ。

 ここは王家に縁が深く、特にエリザベス1世が王位を継承する以前に暮らした場所として有名だ。庭にもエリザベス1世を模したレリーフが置いてある。
Elizabeth I

 庭に関して言えば、英国の庭で迷路があるのはここと、他には一箇所だけしかないと、ガイドが話しているのを小耳にはさんだ。私も夫も迷路の中で迷子になるのを楽しみにしていたのだが、当日は庭のその部分は一般開放しておらず、がっかり。なんでもなぜか週末ではなく、木曜日が迷路の一般開放日なんだとか。それはともかく、ここではかっちりと剪定されたフランス式整形庭園だけでなく、イギリスで発達した風景庭園両方も見ることができる。また、庭園の一部で両方が適度にミックスされているように感じるのは、最初にフランス式庭園を造ったのを、後年イギリス式庭園に造り変えたからだろうか。
Hatfield House English garden Garden

 また内部はハリー・ポッターをはじめ、多くの映画撮影にも使用されているそうだ(ブラッド・ピットも来たと聞いたが、映画のタイトルを忘れた)。建物内部には沢山ガイドがいて、他にも建物の歴史にまつわる面白い話を聞かせてくれる。残念ながら、マナー・ハウスの常で入場料は安いとは言えないが、建物内部・外部とも十分楽しめるので、ロンドンから足を伸ばすのもいいかもしれない。

和食

 個人的に和食が無くても生きていける人間だ(と思っている)。ある一定日数を過ごした国々はさすがに限られているので、インドやアフリカで現地食だけでどうかと言われると分からないが、英国も含めて過去に旅行した国では、現地の食事だけで過ごすのに問題はないと思う。
 
 とは言いつつも、和食があればやっぱりありがたく頂く(笑)。英国に越してからも機会があれば簡単な和食をたまに作っている。その際に材料が限られるのはもちろんだが、意外な盲点が水だ。私の住んでいる地域は硬水なのだが、例えば出汁や緑茶の味が、日本で作るのと同じようにしてもどうも違うのである。特に緑茶は美味しく出ない。「ホーホー、ほーたる来い。こっちの水は甘いぞ、あっちの水は苦いぞ」という唱歌があったが、実際に水で味は変わるものなのだと、その時思い知らされた。

 しかし色々なハンディキャップ(?)を負っても、世界各国、海外で本格的な和食を作る方は沢山いるようで、正月におせちを作るようなすごい人々もいるらしい。私にはとてもそんな根性はない。そういう話を聞くと、頭が下がる。

 それでも先日英国で初めて大根を購入(!)したのをきっかけに、豚の角煮に挑戦してみた。豚のバラと言っても、英国ではローストするのに使われるので、皮がついたまま紐でロール状に結わえられているものを購入、時間がある時に煮てみようと、冷凍庫に眠らせていたものだ。インターネットで基本的な手順は確認したが、後は全部我流。それでも、圧力釜で一緒に煮た大根共々ふっくら柔らかく、かなり満足のいく出来栄え。日本米と共に美味しく頂いた。

 今回の角煮は個人的に久々の(和食における)ヒットとなったが、英国に越してから最初のヒットは、実は日本米だった。

 英国では、インド・パキスタン系の移民の割合が高いこともあるためか、バスマティ米(いわゆるインド米)はどこでも手にはいるのだが、日本米が手に入る場所は(日本食料品店を除き)比較的少ないし、値段も高い。そのため、比較的最近まで米と言えばずっとバスマティ米を、日本から持参した炊飯器で炊いて(笑)食べていた。

 だから、ローカルのスーパーで日本米を初めて購入した時、炊飯器から立ち上る、バスマティ米の香りとは明らかに違う日本米のそれをかいだ時に、極端な表現をすると体が反応したと言おうか(爆)、更に口に運んだ時に、何の変哲もないその白いご飯を本当に美味しいと感じたのである。米が魚沼産コシヒカリだったわけではもちろんない。おそらくカリフォルニアかどこかの産の日本米だろうと思う。しかし、贅沢なことを言わなくてもとにかく日本米ということが肝心なのだ。やはりなんだかんだ言っても、大昔から稲作をしてきた日本人のDNAは脈々と私の中にも息づいているらしく、日本米のあの粒形、大きさ、粘り、香りが一体となって口に運ばれた時に、脳に「美味しい、これが米だ」という信号が送られるのだ(笑)。今でもバスマティ米はバスマティ米なりの美味しさがあると思うし、料理に応じて使い分けているが、これ以来、日本米は必ず常備して切らさないようになった。

 それにしても、子供の頃はお米だけが美味しいとは思いもしなかったのが、今のこの変わりようなのを考えると、日本人DNAはやっぱり年齢に応じて発現してくるのかもしれない。20年後になったら味噌汁と白いご飯がないと一日が始まらないような人間になるのだろうか(なりたくはないが)?

 こんな事を脈絡もなく考えながら、今日は角煮の残りとひじきの煮つけ、お吸い物にご飯というつましいながらも和食オンパレードの夕食を終えたのである(笑)。

近隣風景

 ウォーキングが好きだ。散歩、と言ってもいいのかもしれないが、のんびり散策するというイメージがある’散歩’よりは、ウォーキングシューズを履いてとっとと歩くという’ウォーキング’の方がしっくりくる。

 とは言っても、別に特別なことをしているわけではない。たまの天気の良い週末にドライブして郊外のフット・パス(foot path、英国人のウォーキング好きの賜物だと個人的に思っている)に出かけて、2時間ほど歩くだけである。でもその後近隣のパブでシャンディを飲み、しっかりパブ・ランチを食べて帰ったりするので、カロリー的にはプラスマイナスゼロか、あるいはプラスになっているかもしれない(笑)。

 でもこれからはウォーキングに出る際のドライブの手間が省けそうだ。嬉しいことに、今回引っ越した家を出るとすぐに、ウォーキングにぴったりの景色が広がっている。
298987183_a5bd7afb64_b.jpg 298984352_63c04411b7_b.jpg West Woods 

別の見方をすれば、単なる田園(または田舎)風景といえなくもないかもしれないが…。
 家の裏にある森は明るくて気持ちが良く、おまけに相当広いので、全部を探索するにはしばらくかかりそう。また更に足を伸ばせば、このイングランド南西部特有のホワイト・ホース(白い石灰石で丘の斜面に遠くからも見える大きな白馬を描いたもの)を巡る有名なフット・パスも近くにあり、そちらを辿るのも面白そうだ。

Spider Webs

上の写真は、牧草地で沢山見つけたクモの巣。下手な写真では伝わらないかもしれないが、手のひらよりもずっと小さい巣の中の、繊細なレース編みがきれいだった。

 こういう環境に住むと、今まで住んでいた家では見られなかったような風景が見られてなかなか面白い。近くに競走馬のための訓練所があることもあって、馬場にいる馬がすぐ近くに見られるし、きれいに着飾った雄雉もよくうろうろしている。下の写真は台所から撮ったもの。
neighbours Phesants

 それにしても、ちょうどジビエの季節だということもあると思うが、私は雉を間近で見るとどうしても「おいしいかも」と思ってしまう。これはやはり食い意地が張っているということだろうか…。
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