2006年12月

ロシアと揉めると…

 エコノミスト(The Economist)を購読しているが、この雑誌、表紙のセンスが良くて、時々とてもウケてしまう。今週号の表紙はこれ↓。ロシア国旗を背景に、プーチンがマフィアの親分よろしくポーズを取っているのだが、手に握っているのは機関銃ならぬガソリン給油用の器具である。
Don’t mess with Russia

 つい最近、ロシア元スパイの暗殺事件が英国はロンドンで起こった記憶もまだ新しい。ロシア/プーチンに歯向かうとろくでもないこと、言うなれば個人レベルでは暗殺、国レベルではエネルギー資源の供給停止が起きますよ、というところだろうか。実際にロシアは、周辺の旧ソ連邦国家に対して石油の蛇口を開けたり閉めたりすることで、有利な外交を進めている。

 今年のヨーロッパは何百年か振りの暖冬だそうだ。モスクワでも、例年なら雪に覆われている時期なのに、未だ全く雪が積もっていないらしい。この暖冬のせいもあるのだろうか、今年は冬場の資源対策の話題をあまり耳にしないが、これが去年の冬はすごかったのである。例年並みの寒さだったように記憶しているが、秋の終わり頃から、冬場に向けての暖房に使われる石油と特にガスの供給が追いつかないのではないか、という懸念が広がり、ニュースでも北海油田の状況(そろそろ掘りつくして終わりだそう)やヨーロッパにおけるガスの供給状況について、随分取り上げられていた。その際に必ず触れられていたのがロシアである。地理的にも近い上に潤沢な石油・ガス資源を持っているが、ヨーロッパ諸国としては出来る限りロシアの世話にはなりたくない。ロシアを資源供給国としたら最後、ロシアに強力な外交カードを渡してしまうからだ。蛇口の開け閉めでコントロールされるようにはなりたくないということである。

 そういうヨーロッパ諸国とロシアの外交情勢についても触れられているのではないかと想像するが、実はまだ記事は読んでいない。表紙についてごたごた書いている時間があれば、内容を読めと言われてしまいそうだ(笑)。
 エコノミストはそれなりに一冊が読み応えがある上に週刊とくると、なかなか隅々まで読みきれないのがつらいところ。古いのを読んでいるうちに新刊が届くから、机の隣の山がだんだん大きくなってしまう。隔週にならないかな、などと勝手なことを思ったりするが、、やはりそれより自分の英語を読むスピードを上げる方が先なんだろう。
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小さな訪問者

 今度の家に引っ越す際に、実は猫を飼うのを楽しみにしていた。だが、貴重な野鳥を獲るから猫はだめ、という大家の言葉により、泣く泣く断念。暖炉の前で膝の上の猫と一緒に火を眺めるのを楽しみにしていたのだけれど…。

 代りにというか、可愛らしい野鳥が家の周りで飛んでいるのをよく目にする。以前雉がくるという話を書いたが、これはもっと小さな小鳥達だ。これが時々藁葺き屋根のひさしの下でサーカスをやっている。と書くと何だと思われそうだが、屋根を覆っている金網にぶら下がって、どうも中にいるクモや虫を探しているらしい。たまに窓のすぐ側にやってくる。下の写真は、たまたまカメラが手近にあった時に撮ったもの。暗くて分りづらいが、胸と背中がウグイス色の可愛い小鳥である。
bird

 ちなみに背景のコテージは大家の家。我が家よりも更に古く、築400年程とか。そんなに古くてもまだ普通に人が住んでいるというのが、すごい。レンガ造りということもあって、三匹の子豚と狼の話を思い出してしまうが(笑)、あの話も元々は英国の小話だと聞いた。それが本当かどうか知らないが、実際にこうやって古いコテージに住みながら聞くと、そうなのかもしれないと思わせられてしまう。
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