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呂氏春秋-六験

 Mixiその他を通じて、自分一人では知ることも無いだろう貴重な言葉を目にする機会がある。今日は中国古典による人物鑑定法について、興味深い文章を読ませてもらった。「呂氏春秋」によるもので、以下6項目を指して「六験」と言われるそうだ。

1.「これを喜ばしめて、以って其の守を験(ため)す」
   何を喜び、どのように喜ぶかで、大切にしていることがわかる。
2.「これを楽しませて、以って其の癖を験す」
   何を楽しみ、どのように楽しむかで、心の偏りがわかる。
3.「これを怒らしめて、以ってその節を験す」
   何を怒り、どのように怒るかで、節度がわかる。
4.「これを懼(おそ)れしめて、以って其の特(独)を験す」
   何を恐れ、どのように恐れるかで、自律性がわかる。
5.「これを哀しませて、以って其の人を観る」
  何を悲しみ、どのように悲しむかで、深い本性がわかる。
6.「これを苦しましめて、以って其の志を観る」
   何を苦しみとし、どこまで苦しみに耐えられるかで、志がわかる。

 簡潔な表現で真をついた言葉だと思う。他人に当てはめるのが本来の人物鑑定の趣旨なのだろうが、私は思わず読んだ後に自分に当てはめてみてしまった。

 なお、呂氏春秋では上記の「六験」以外に「八観」という人物観察法についても述べられており、通常は「八観六験」と両方セットで触れられることが多いようだ。
 一応「八観」も以下に挙げておく。

1.「通ずれば、その礼するところを観る」
   少し自己がうまくいきだした時に、どういうものを尊重するか、
   金か、位か、知識か、技術か、何かということを観る
2.「貴ければ、その挙ぐるところを観る」
   地位が上がるにつれて、その登用する人物を見て、その人物が解る
3.「富めば、その養うところを観る」
   たいていは金ができると何を養いだすか、これは誰にも分かりやすいこと
4.「聴けば、その行うところを観る」
   聴けば、いかに知行が合一するか、あるいは矛盾するかを観る
5.「止まれば、その好むところを観る」
   止まるは俗に言う板についてくるの意
6.「習えば、その言うところを観る」
   習熟すれば、その人の言うところを観る、話を聞けばその人の人物・心境がよく分かる
7.「貧すれば、その受けざるところを観る」
   貧乏すると何でも欲しがるというような人間は駄目である
8.「窮すれば、そのなさざるところを観る」
   窮すれば何でもやる、恥も外聞もかまっておられぬというふうになりやすい

 たまには、こういう言葉と共にふと立ち止まって振り返る時間を持ちたいと思う。
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