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英国の田舎・その3 ~カッスルクーム(Castle Combe)~

 カッスルクーム(Castle Combe)は、英国で最も美しい村と言われているそうだ。これはリンク先のサイトによる文言で、このサイトはコッツウォルズ地方に含まれる地方観光局の作成なので、多少は手前味噌もあるだろうと思ったが、実はカッスルクーム村自体、イングランドで一番美しい村と自称しているのを発見した。かなりの自信だ(笑)。実際に美しい村であることは間違いないのだが。

 ただ、村は谷あいにひっそりと位置しており、また英国のポピュラーな観光地としては珍しく、方向を示すサインが出てるわけでもないので、訪れる際には事前に道のりをしっかりと確認した方がいいかもしれない。私の勤務地のチッペナムに近いこともあり、いつかは訪れたいと思っていたのだが、先日我々が行った時には、特にカッスル・クームを目指した訳ではなく、近隣のとある場所を訪ねていった途中で道に迷って村に行き当たったという、嬉しい偶然によるものだった。

 8月も下旬だが、雨が降った直後だったせいか、周辺の緑もみずみずしく、駐車場から村までの道のりも、緑のトンネルが爽やかだった。
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 大方のコッツウォルズ地方の街・村は、昔は羊毛・織物産業で栄えていた。チッペナムやカッスルクームも、かつては大きな市が立って大変賑わったそうだ。英国におけるそれら産業の衰退と共に、商業都市の地位を失って、それぞれの街も衰退するが、その後その風光明媚な街並みを資産として、現在のような観光地へとその足場を変えたのである。

 カッスルクームも、今の静かな佇まいから往時の様子を想像するのは難しいが、村の中心には、過去ここではそれなりに大きな市がたっていたことを示すものが残っている。真中の写真ほぼ中央の、三角屋根の石造りのあずまやのようなものが、それだ。チッペナムにも同じようなものがあり、チッペナムでは小さなマーケットが今でも週2回ほど、その周辺で開かれている。コッツウォルズ地方の他の地域でも同じものがあるのかどうかは知らないが、街や村の中心にこのような建築物があれば、恐らく昔市が開かれた場所だと思って間違いないだろう。ただ、このあずまやのようなものが、市でどのような役割を果たしていたのかは知らない。
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 今見るカッスル・クームは、大変こじんまりしている。村の端から端まで、恐らく300m程度ではないだろうか。それでも、我々が行った時には残念ながら閉まっていたが、村の博物館もある。とは言っても、上記カッスル・クームのウェブサイトの写真から察するに、要は村の歴史に関する資料が置いてある資料館のようなものらしい。内部は10畳程度の一部屋だけ。まぁ、こんなに小さな村では大きな資料館は必要ないだろう。この資料館、イースター(春)から10月までしか開館しないのだが、こんなに谷あいの村は冬は深々と冷え込むだろうし、ましてや雪が降れば訪れるのも(特に昔は)大変だろうと、なんだか納得した。

 下は、通りで見かけた、藤と花壇で縁取りされた窓際。春・夏の花時には、さぞきれいなことだろう。
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 宿泊して、こんな風景のなかでゆっくり英国の田舎の風情を楽しむのも一興だろう。実際、B&B(Bed & Breakfast)も結構あるようだし、マナー・ハウス(Monor House, 昔の地域の領主の館で、立派なつくりのものが多い)をそのまま使ったホテル/レストラン、その名も'The Monor House'もあって、こちらはかなり素敵だ。きっと値段も相応と思いきや、それほどでもない。しかし、世界一値段が高くて世界一サービスが悪いと評されるロンドンのホテルが私の比較対象なので、興味のある方は直接リンク先のサイトで値段を確認されたし。
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