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Wallace & Gromit: The Curse of the Were-Rabbit (2005)

 観るまでは、子供向けの映画だと思っていた。
 ウォレス&グロミットと言えば、10年程前にプッチンプリンのCMに使われていたのを覚えている人もいるかもしれない。それでなくても、ウォレスとグロミットの憎めない顔を、どこかで見かけたことがある人は、多いと思う。

 もし私が日本でこの映画を観ていたら、きっと童話のような、ただの「お話」だと思ってしまっただろう。でも、ここに出てくる舞台設定その他も、実に英国の生活に根ざしているのだ。
 
 例えば、今回舞台となる、村で開かれる野菜の品評会。夏場、地方の小さい街や村では、自分の菜園で取れた野菜を持ち寄った品評会が開かれるところも沢山ある。BBCでその様子を見たことがあるが、この映画の登場人物達のように、皆さんとても真剣で、笑ってしまった。
Vegetable competition こんな感じ。

 グロミットも品評会に向けて、手塩にかけてスイカを育てている。その様子がいかにも愛らしい。
Gromit taking care of his watermellon_2

 でも村人達が困っているのが、ウサギ。品評会に向けて大事に育てている野菜を食べてしまうのだ。このウサギ達、確かに特に早朝にちょっと郊外へ行くと、あちこちで草をはんでいるのを、道路から見ることができる。まあ、このイメージは多少誇張しているが…、
rabbits

実際に以前、ウサギの食害がとある村で問題になっているという記事を、The Timesで読んだことがある(写真)。ウサギと言っても、これは’ウサギ人間(Were-rabbit)’ならぬ、’モンスターラビット’らしい。この記事は、いかにも英国らしいユーモアが楽しいので、時間のある方は是非オンラインでオリジナルを読んでみて欲しい。
A monster rabbit in a real world

 話を映画に戻そう。この映画、とにかく何が良いというと、ユーモア。もの言わぬ(犬ですから)グロミットをして、表情としぐさで語らせるアニメーションもすてきだが、せりふだけでなく、いかにも英国ならではのちょっとした小道具なども含め、あちこちにちりばめられたユーモアが、また楽しい。単純にげらげら笑うおかしさ、というレベルでなく、大人も十分楽しめる上質なユーモアだと思う。和みたい時にもお勧めの映画。

評価:★★★★★(5.0)
 最近気がついたが、日本語では「ウォレスとグロミット」ではなく、「ウォレスとグミット」らしい。つづりからすれば「グロミット」だと思ったが、なぜだろう…。
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