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数字で見る英国の平均家庭

 今回の話題は引き出しから引っ張り出した古いニュースについてだが、ここしばらくネタに関して記事を書く時間がなかったということで、ご容赦を。

 英国の生活って、具体的にどんな感じ?と思っている方は多いと思うが、統計データから英国民の暮らしぶりを見てみると多少感じがつかめるかもしれない、ということで、今回は昨年11月にBBCサイトに掲載された記事('The UK family: In statistics')についてである。

 まずは、英国における平均的な家庭像から。

average_family

 平均的な家族編成は、夫婦に子供二人。住宅ローン(morgage)を背負っている家庭が全体の8割ほど。貸家よりも持家志向が強いということか。両親が揃っている家庭ばかりではないので、上記のデータからははっきり言えないが、共働き世帯の割合も半数程度になるのだろう。付け加えて言うと、ここには数字が示されていないため詳細は不明だが、シングルマザーの割合は日本よりずっと高いだろうと思う。

 平均世帯年収は3万3千ポンド弱。ここ数年のポンド・円間の換算レートが190~240円位のレンジで動いているので、大雑把に換算レートを1ポンド=200円として日本円に換算すると、660万円程というところか。平均でこの収入だとすると、結構もらっているんじゃない、と思われるむきもあるかもしれないが、1ポンドはざっくり言うと日本で100円程度の実質価値しかないため、実際の物価を考慮すると実質的な収入の価値はもっと低い。またデフレを脱却した日本から英国に旅行や仕事で来る人々が「英国の物価は高い!」と感じるのは、ただ単にポンド高だけが理由ではないのだ。
 
 日本のように公共交通機関が整っていないため、車通勤者が多い。その結果だろう、4割の世帯で2台を所有。携帯やパソコンの所有率もまあまあ高い。半数の世帯で何からのペットを飼っている。
 ここら辺は我が家にも多少当てはまる。共働きで車が2台、ただしフォードではないが。犬も飼っているし。ただ我が家の場合には、なぜかパソコンが4台あるけれど…。

 1週間あたりの平均的なお金の使い道をみたのがこちら。

average_spending

 4人構成の家族1週間あたりの平均支出は約600ポンド。日本円に換算すると12万円。個人的には、交通機関(Transportation)にずいぶんお金がかかっているようなのが気になるが、これは列車通勤者が平均値を押し上げているのだろうか。ちなみに、英国の列車はサービスが悪いのに途方もなく値段が高くて悪名が高い。私も列車通勤をしたことがあるが、毎月420ポンド≒8万5千円ほどかかった。しかも、英国では日本と違って通勤費など会社から出ないので、全て個人負担である(えぇっ)。

 最後に、英国では結婚したカップルの愛はどれだけ持続するのか、地域別の統計である。

Marital_status

 …というのは冗談としても、なかなか面白い地域像がこのデータから浮かび上がってくる。
 大都市圏では独身者の比率が高い。特にロンドン周辺(図右下)では広範にわたって「S」が分布している。日本でも、東京周辺では地方と比較して独身者の比率はぐんと高くなるはずだ。
 全体的にみて、離婚者「D」や再婚者「R」が多数分布しているのは、英国における離婚率の高さを反映していると言っていいだろう。これは人に聞いた話だが、現在英国での離婚率は50%をゆうに超えるとか。ひとごとながら悲しい話である。
 イングランド北部(一般的に、イングランド中部以南と比較して貧しい地域と言われる)では離婚者が再婚せずに暮らしているのが多数に対して、イングランド南部、特に南西部では再婚はとてもポピュラーらしい。これは地域文化のせいなのか、あるいはなんらかの経済的条件が関連しているのか良く分からないが、これだけはっきりと違いが出るのも面白い。
 ちなみにこの統計に限っては、1999年に作成されたデータをもとにしているそうだ。

 また2006年に両親と同居している20~24歳の独身男女の割合を調べた結果、男性では6割、女性では4割という結果がでたそうだ。日本では女性のほうが高い比率で両親と同居していると思われるのが、英国では男女が逆転しているのが面白い。英国女性は独立心が旺盛なのかも?

 外からはなかなか実感するのが難しい英国での平均的な暮らしぶり、これらの数字からぼんやりと見えてくるのではないだろうか。
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